ダイエットが原因で脱毛したという事例をよく耳にします。
「やせたい」という思いから、単純に食べる量を減らして体重を落とそうと考えている人はいませんか?
「髪の毛の製造工場〜毛母細胞」に栄養分を与える役割を果たしているのが「毛乳頭」です。この毛乳頭は、「毛細血管」から必要な栄養分を吸収し、さらにこれを加工して毛母細胞に補給しています。食べる量を減らせば痩せるかもしれませんが、身体に必要な栄養が十分に行き届いていません。つまり、栄養が不足している人は、毛根に栄養が行き渡らず、脱毛してしまうことがあるのです。
かといって、太っている方が良いというわけでもありません。太りすぎは糖尿病、高血圧、動脈硬化などの生活習慣病の原因になり、また、髪にも良くありません。生活習慣病の人の血液はドロドロになりがちで、サラサラの血液に比べると、毛細血管をスムーズに流れることができません。栄養分は血液によって運ばれるので血流が悪いと当然、毛母細胞まで栄養が行き届かず、身体と同様、髪にもよくないのです。
ダイエットで、カロリーや糖分・炭水化物の摂取をある程度抑えたとしても、ミネラル・ビタミン・最低限度のたんぱく質はしっかり摂取し、髪のトラブルを防止しましょう。最近は比較的スリムな方が多いのですが、それでもダイエット志向が強いようです。極端なダイエットは栄養失調や脱毛、ひいては拒食症を引き起こすこともあり、バランスの良い食事が健康を維持する上で大事です。
「ダイエットの効果を早くだしたい」という気持ちは分からなくもないですが、即効性を求めず長い時間をかけて体重を落としていきましょう。もちろん、日頃から過食や栄養過多にならないようにバランスの取れた食生活を送ることが身体のためにも髪のためにもよいと言えます。また、適度な運動も忘れないでください。
